Inbound受入資料(ホストファミリー用)

ここではロータリー国際青少年交換で海外から受け入れる交換学生(Inbound Student:以下IBS)のホストファミリーに関係する資料掲載しております。

23-24年度 青少年交換の手引(HC/HF/HS用)<PDF>
ロータリー青少年交換における「多様性、公平さ、開放性」<PDF>
第2700地区青少年交換虐待とハラスメント防止に関する方針<PDF>

<資料>

[各種提出用紙ダウンロード]

  • 交換学生ホスト報告 [word:YESS提出 ]
    交換学生ホスト報告[PDF:YESS提出]
    (提出方法:ホストファミリー→ホストクラブ経由→YESSから地区青少年交換委員会)(毎月)
    *ホストファミリーの方はお手数ですが期日までに記入いただき、ホストクラブのIBSカウンセラーにご提出ください。
    *IBSカウンセラーはサインをして、毎月15日までにYESSにアップロードしてください。
  • Inbound学生地区外移動届[word:YESS提出用]
    (提出方法:旅行責任者→ホストクラブ経由→YESSから地区青少年交換委員会)
    *Inbound学生は、「受け入れ地区内で、学校かロータリアン・ホストファミリーとともにいることが原則」と想定されるので、原則を外れる場合には、ロータリーの責任者による承認を行って、責任の所在を明確にするために作成します。
    *旅行実施の1週間前までに地区への提出をお願いします。
  • 青少年ボランティア誓約書 [RIJYECリンク word:50kb]<<誓約書ホストファミリーの家長のみ提出をお願いします。>>
    (提出方法:ホストファミリー→ホストクラブ経由→YESSアップロード)
    *ロータリーの世界本部(RI)が求める関係者の「無犯罪証明」に代わって、日本の34地区が提出を約束している書類です。お手数ですが、作成をお願いします。
    *ホストクラブで、8月中にYESSにアップロードして提出してください。
    *ホストファミリーの方は家長のみの記入してください。
    *ホストファミリー等ボランティアが追加・変更になったときは、その都度この『ボランティア誓約書』を提出してください。

1.はじめに..

 IBSはあなたの家族の一員です。家族がふえた気持ちで過保護、過剰サービス、放任放縦にならないよう、決してお客様扱いをしないことが大切です。実の子と同じように取り扱い、家庭にとけこませるように導いて下さい。ホストファミリーはIBSの健康、通学、交友など心身両面で良好な状態を保つように努力し、常にホストクラブの関係委員と緊密に連絡をとって下さい。学校側とも連絡をとり、よく相談して交換学生の意見、疑問をよく聞いて話し合い、はっきりとした方針をとって、IBSが途方にくれないように気を配って下さい。そして、ロータリアンや家族との話し合いの場を出来るだけ多く持って頂き、一日も早く日本の生活に慣れさせ、お互いの風俗・習慣・言語等のギャップをなくすようにお願いします。又、IBSは来日前にこのプログラムの規則等を教えられて来日しているはずですが、その国々によっては簡単なオリエンテーションだけで来日する場合があります。こうした場合には多少のトラブルが生じることもあります。その時は、ホストクラブのIBSカウンセラー、委員又は地区委員と連絡をとり、一日も早くそのトラブルを解消してこのプログラムの実をあげるようにして下さい。

2.受入れる前に..

  1. クラブから依頼されたホストファミリーになられましたら、第一ホストファミリーの方は来日予定のIBSとメールなどコミュニケーションを始めて下さい。
  2. ホストされることとなった3~4軒のホストファミリーの方々は、クラブの委員を交えて十分に打合せをし、IBSの扱いにあまり差異のないようにホストしてあげて下さい。
  3. 地区青少年交換委員会から、ホストクラブを通じて、毎月ホストファミリー補助金(クラブによって違いますが目安は¥30,000-程度)が支給されます。

3.受入れに際して..

  1. 第一ホストファミリーの方々は、指定された空港、場所へクラブの方と一緒にあたたかく出迎えてあげて下さい。
  2. クラブの方と相談されて、IBSの家族宛に無事到着した旨をメール、電話などで知らせてあげて下さい。
  3. 到着当初は本人も疲れていますから、歓迎行事など無理なスケジュールを組まず、まずは休ませて下さい。
  4. ホストファミリーへの第一夜の質問集(日本語・英語:PDF)をその日か次の日にIBSと行って各家庭のルールなどを教えると良いでしょう。

4.受入れてから..

[一般事項]

  1. IBSは日本の法律及び地区のルールを遵守せねばなりません。
  2. IBSはわずかですが外貨を持ってくると思います。緊急の場合以外は出来るだけ使わせないで下さい。

[学校生活]

  1. IBSは学校に通学することになっております。来日したらクラブの委員と学校へ行き、入学手続きをして下さい。制服、教科書代等についても夫々クラブと相談し用意してあげて下さい。
  2. 学校の担当教師と常に連絡を密にすることが大切です。
  3. ロータリークラブの行事も大切ですが、学校の行事も大切ですから、ロータリーの行事のある時は事前に学校側と連絡をとり、了解をとって下さい。
  4. 学校の修学旅行は大変良い経験になりますから、可能な限り参加させてやって下さい。
  5. 学生のために担当の先生等にお願いして、良い友達を紹介してやって下さい。言葉も早く覚えるようになります。
  6. 学校へは原則として弁当を持たせて下さい。但し都合で用意出来ない場合は500円程度/日を渡して下さい。
  7. 学校のルールを遵守する事を教えてください。

[日常生活]

  1. IBSは家庭の一員となりますが、子守りでもなく、召使いでもありません。同時にお客さんでもありません。受入れ家庭のしきたりに従わせて下さい。
  2. 来日時においてIBSは、ほとんど日本語を知りません。しかし日本での生活は日本語でするのだと明確にしておけば、すぐ慣れて自然に覚えていきます。
    家庭では英語を使うよりも、日本語で押し通した方が本人のためにもなります。3ヶ月~6ヶ月でかなり日本語を話せるようになります。
  3. 寝具、トイレ、風呂等についても日本式で結構です。食事も家族と全く同じにし、特別な扱いを避けて下さい。
    しかし来日早々は少し気をかけてやって下さい。但し、Application Formに食事制限やアレルギーが表記されている場合がありますので、その点は考慮して下さい
  4. 洗濯(下着類)は各家庭のルールで良いと思います。又、何か手伝う仕事を与えて下さい。
  5. 宗教については本人の希望を聞いて、教会等へ案内して下さい。
  6. 毎月の小遣いはクラブから直接、本人に手渡します。その額は地区で統一されております。(2023年現在1万円/月)追加の小遣いは絶対渡さないで下さい。
  7. 病気やけが等、万一事故が起きた時は、本人又は地区で加入の保険証を使い、軽い病気の時はクラブのロータリアンの医師に好意的に診てもらって下さい。
  8. 電話の使い方を始めから注意しておきましょう。友達との長時間通話は家庭に迷惑がかかります。又、母国への国際電話は着信人払いとして下さい(コレクト・コール)。現在はSkypeなどを用いるのが一般的です。
  9. 交換学生として絶対にしてはいけない事は次の4項です。(4Dルール
    ・自動車、オートバイの運転 (DRIVE)
    ・アルコール飲料をのむこと (DRINK)
    ・恋愛感情におぼれること (DATE)
    ・マリファナ、コカイン、覚せい剤、麻薬類、タバコはすすめられても絶対に吸ってはいけません。(DRUG)
     ※これらのことは出発前に言われてきております。注意して下さい。これらに違反した場合、即刻帰国となります。
  10. スポンサークラブ及び両親とコミュニケーションが行われているか注意してみましょう。そして時々行わせて下さい。
    IBSの誕生日とか、クリスマスには特別に配慮してあげて下さい。
  11. 正月にお年玉を渡すのは日本古来の習慣ですが、1ホストファミリー当り5,000円程度を限度として下さい。
  12. このプログラムの規制を無視したり、不まじめな者は本国へ送還されることがあります。このような場合はクラブ委員からIBSカウンセラーを通じて地区委員へ連絡して下さい。

[外出・旅行]

  1. 外出する際は、かならず事前に家族に行先と帰宅予定時間を伝え、また予定より帰宅が遅れる場合も、かならず連絡させる習慣をつけさせて下さい。門限は夜9時です。IBSにホスト家庭の住所・電話番号を書いた名刺やメモなどを渡しておくのが良い方法と思われます。また夜間の単独外出はさせないようにして下さい。IBSはホスト家庭の承諾なしに旅行をしたり、みだりに自由行動をとることは許されません。日本の生活に慣れてきますとその傾向が著しくなってきます。充分留意して下さい。本人がいろいろな行事や旅行などに招待されたり勧誘された場合にも、たとえ相手がロータリアンからであっても、かならずホストファミリーの両親に相談してから受けるように指導して下さい。また、その場合引率者は必ずボランテイア誓約書の提出が必要になります。
  2. 学生達は、日本を出来るだけ多く知るために、また善意と国際理解の使節として多くの人々に接するために来日しているのです。ホストファミリーのみならずホストクラブの会員が出来るだけチャンスをつくってやり、各所に案内し見学させてやることが望ましいと思います。しかし多大の費用のかかる旅行は自粛下さるようにお願いします。
  3. また地区外へ旅行する時は1週間前迄に必ず地区外移動届を地区委員会へ届出して下さい。(受入留学生地区外移動届)ホストクラブの会員、成人のホストファミリー、ホストスクールの教師等が同行出来ない場合は地区外への移動は許されません。本人の家族が来日し一緒に地区外の旅行に出る場合にも届けを出して下さい。
    IBS個人又は仲間同士での地区以外の旅行、未成年のみの旅行、ボランティア誓約書を提出していない成人の引率による旅行は許されておりません。

[引継ぎ]

 現在のホストファミリーから次のホストファミリーにホストチェンジする前には、あらかじめ機会をつくり、とくにお母さんやお子さん達とも親しくさせて、気分的にスムースな引継ぎができるように配慮して下さい。クラブによってはホスト記録ノートをつけて、次々に引継いでおられるところもありますが、これは非常によい方法だと思います。

5.帰国に際して..

  1. IBSの在日滞在期間は一年を超えることはできません。通常7月末までに帰国します。
  2. 帰国の日時は交換の年度が終った段階で、両地区委員合意の旅行ルート、タイムスケジュールにより帰国します。
  3. 一ヵ年日本に滞在すると荷物も多くなります。帰国する2~3ヶ月前に安い船便等で、不必要になった荷物を発送するように指導して下さい。
  4. フェアウェル・パーティー(送別会)等はクラブ委員と相談されて、ホストされた家族の皆さんも参加して催すことが望ましいと思います。

6.むすび..

 ホストファミリーの方々は、IBSをお預りする3~4ヶ月の間は大変なことと思います。特に主婦の方々のご苦労がしのばれます。次のホストファミリーへ移る時、又は帰国するときには、日本人の感情として淋しくなるものです。しかし、日本を知ってもらうために苦労したことで国際理解と国際親善の花も咲き実も結んでくることと思います